発達障害(自閉症スペクトラム)次男君の旅④~幼稚園年少~

次男君の旅

次男は長男が通っていた幼稚園にそのまま入園しました。

送りに行った時など最初の頃は私と別れるのが辛くて泣いてすがっていましたが、

行き慣れた園だったからか長男と比べてかなり早い段階で泣かなくなり幼稚園もすんなり行きはじめてくれました。

ですが、これからが次男と私の本格的な苦労の始まりだった気がします。

幼稚園の年少さんってまだまだみんな幼くて定型発達の子でも「うちの子発達障害じゃないかしら?」

って思うくらいやんちゃだったり落ち着きがなかったり、言葉が拙かったり・・・ってあると思うんです。

私も次男君に対して違和感を覚えつつも「うちの子何か違う・・・。でも幼いだけかも・・・。いやそうであってほしい・・・。でも何か変だ・・・。大きくなったら落ち着いてくれるだろうか・・・。」

といつもグルグルと頭の中で思っていました。

よく”兄弟を比べちゃいけない”、”よその子と自分の子を比べちゃいけない”なんて言うけど、

定型かそうでないかなんてハッキリいって比べないと分かりません。

私もその時は兄やよその子と次男を比べてばかりいました。

「比べちゃいけないっ」って思いつつもなんだかみんなと違う違和感。

かといっておしゃべりがとんでもなく遅いわけでもなく、そして明らかに多動だけどずーっと動き回る多動ともちょっと違う(素人目線です)

無くならない違和感とモヤモヤ・・・。

幼稚園に入ってからは「みんなと一緒」が徐々に出来なくなっていきました。

エピソード①~視覚優位~

ある日保育参観がありました。

お絵かきの活動で「人の顔を描く」内容でした。

最初に自分のロッカーからクレヨンを持ってきて先生のお話を聞きながら少しずつ描いていく流れでした。

でも次男はクレヨンを持ってくる時点でもう出遅れていました。

周りの子がみんな席を立ってクレヨンを取って来ているのに、のんびり座ってぼーっとしている。

教室の外からしか観れず、声をかけることも出来ないので凄く歯がゆい思いで観るしかありません。

周りの子が先生のお話を聞きながらどんどん完成に近づくのを何もせずにジーッと見ているだけの次男

もう私はガラス叩いて「おーい!何やってるの!まずクレヨン持ってきなさーい!」ってやりたい気持ちをグッと堪えていました。

そうこうしているうちにみんな描き終わりそうになったときに、突然席を立ち、ロッカーにクレヨンを取りに行ったんです。

みんなが「先生終わったよー」って言い出したら次男は描き始める始末・・・。

当然取り残されます。

皆がわいわいしている間にすぐに描き上げる次男。

「あんなに早く描けてやれば出来るのになぜしないんだろう。なんでみんなと一緒に活動できないんだろう」と疑問しかありませんでした。

今考えれば視覚優位の特徴だったんだと思います。

先生の指示が通らずに目で見たことをしていたんです。

当時の私にはそんなこと分からずに自分の子が出来ない子だと思うようになっていきました。

正直保育参観へ行くのががどんどん辛くなっていきました。

エピソード②~衝動性~

たまたま同じクラスの役員さんをしてくれていたママさんと仲良くさせてもらったんですが、

そのママ(以下Sさん)から聞いたお話・・・。

ある日役員のお仕事で幼稚園に来ていたSさんがふと園庭を見たら、うちの次男が一人砂場で給食を食べていたそうです。

ビックリしたSさんは次男のところに行き

「どうしてこんな所で食べているの?」と聞いてくれたそうです。

「ここで食べたかったから」と次男。

すぐに担任の先生に報告をして教室に戻ったそうです。

うちの次男君、当時から思い立ったら凄い早さで行動に移すんです。衝動性ですよね。

私は先生から報告も受けていなかったのでビックリ!

そして先生も気づかない&気づかせないのも更にビックリ!

Sさんには「次男君、あんなことをするなんて大物になりそう」とお褒めの?言葉をいただきました。

エピソード③~感覚過敏、触覚過敏~

幼稚園に園バスで登園されている方も多いと思いますが、次男もその一人でした。

次男のバス停は同い年の男の子がもう一人、全部で二人のバス停でした。

毎日一緒に乗り降りしていたら子供同士、親同士、そして子供とお友達の親もある程度仲良くなってきますよね。

次男も慣れてはいたのですが、ある日お友達のママが次男の肩を触ろうとしたらあからさまに避けたんです。

「もう、逃げないでよ~」とそのママがもう一度触ろうとしても極度に嫌がって避ける!

触られるのがいやだったみたいです。

赤ちゃんの頃から何となく抱っこを嫌がってたり、触られるのを嫌がっていたのは薄々感じていたけど、

家族、特に私がいつも抱っこしていたので触られるのに慣れていて極端には避けないだけで、

大きくなってから本人に聞くと「人に触られたり物が当たるのが凄ーく嫌だったし今も嫌なんだけど

ずいぶん慣れてきたから少しは我慢ができるようになったし、慣らさなきゃいけないって学んだ」

と言っていました。

エピソードを挙げたらきりが無い位次男は入園と共に色々やらかしてくれていました。

今回はこの位にしておいて追々UP出来たらなと思います。

ありがとうございました。

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